板橋の七福神をめぐりってみた〜2018お正月〜

君は知っているか!?「七福神めぐり」を!

スタッフ農宗(のうそう)です。突然ですが「七福神めぐり」というものをご存じでしょうか?
7ヶ所のお寺や神社で御開帳されている七福神を、1体ずつめぐって歩くというものです。
江戸時代ぐらいから庶民の楽しみとして広まったそうです。
御神体を拝むだけではなく、それぞれの場所の御朱印やグッズを集めるのも楽しみのひとつになっています。
東京だけでも30以上のコースがあり、そのほとんどがお正月だけの期間限定で、だいたい元日から7日ぐらいまでの間がポピュラーですが、短いところだと三が日限定とのところもあります。

2018年のお参りは、いつもと違うことをしたかった

この「七福神めぐり」、私たちも今まで「なんとな〜く聞いたことがある」というぐらいでした。
しかし、2018年を迎えて、いつものお参りではなく、ちょっと違うことをしようと思い、弊社のある板橋区の七福神めぐりに出かけてみることにしました。

板橋の七福神は、昭和12年頃に彫刻師の田中金太郎氏が制作した木彫りの御神体を7つの寺院に寄進されたのがはじまりと言われています。御開帳は、元日〜1月7日の間。各お寺でゲットできるアイテムは、手書きの御朱印(各300円)、スタンプ御朱印(色紙500円+各200円)、七福神シール(各100円)の3種類となっています。
私たちはスタンプ御朱印をあつめることにしました。

板橋の七福神めぐりにかかる時間は?

板橋七福神めぐり御朱印
板橋七福神めぐり御朱印スタンプあとひとつ!

7つの寺院をすべてまわると4時間程度とされていますが、実際に行ってみたところ、お参りする時間や御朱印をもらう時間を考えると、4時間というのは結構しんどいんじゃないかと感じました。

私たちの場合、スタート地点は東武東上線の上板橋駅で、10時〜15時までの5時間で6つの寺院をまわりました。ラストひとつでしたが、時間的な理由でここまでとしました。

1時間ほど昼食の時間があったので、ここまでで4時間ということになります。
歩いた距離は13kmぐらい(iphoneの歩数計の記録)で、まわったルートは次のとおりです。

板橋七福神めぐりプレプレルート
板橋七福神めぐりプレプレルート

東武東上線 上板橋駅→ 徒歩20分 →安養院(弁財天)→ 徒歩10分 →長命寺(福禄寿)→ 徒歩40分 →文殊院(毘沙門天)→ 徒歩15分+昼食(45分)→観明寺(恵比寿天)→ 徒歩30分 →西光院(大黒天)→ 徒歩30分 →西光寺(布袋尊)→ 徒歩15分 →有楽町線 小竹向原駅

ここからラストの能満寺(寿老人)に行くと、小竹向原駅からの往復でプラス40分ぐらいになります。能満寺から小竹向原駅に戻るのではなく、西武池袋線 江古田駅に向かう場合は10分ほど短縮できます。

実は、能満寺の住所は練馬区になります。「板橋区じゃないじゃ〜ん!」とつっこんだあなた!残念!
確かに能満寺は板橋区ではありません。しかしよ〜く見てください「板橋七福神めぐり」となっています、”板橋区”じゃないんです。これは、板橋区と練馬区の成り立ちの歴史に由来します。
練馬区は、板橋区から分離独立する形で発足しました。それが、昭和22年。そう、板橋七福神はその10年前からあったので、能満寺も板橋区だったのです。ちなみに板橋区の発足は昭和7年。

実際に七福神をめぐってみて…

私の場合は、すべての寺院がお初の場所でした。御朱印をもらうには寺務所に行くのですが、住職の住まいの一部なので、檀家でもないのに各寺院の内部に入ったような気持ちになって、初めてにもかかわらず、なんだかちょっと親しみを感じました。
入り組んだ細い道や、古い工場、植物に覆われたナゾの家などを眺めながら、普段行くことがない普通の町を歩くのも新鮮な気持ちで楽しいものだなと、堪能できました。

七福神めぐりはどこでできる?

このような、寺院が別れての七福神めぐりは、東京23区だと、ほとんどの区で開催されています(江戸川区、杉並区、千代田区、中野区には、ないみたい…)。
もちろん東京だけではなく、全国的にもたくさんあるようです。
気になったら、ぜひ、お近くの七福神めぐりを探しておでかけしてみてはいかがでしょうか?
今まで気づかなかった「近所」を再発見できること請け合いですよ!

板橋七福神の姿は、実際に行ってみて確かめてください!