日本のアニメが昔にくらべて、ずいぶんと変わった件

私がこどものころ、テレビでアニメ番組が結構放送されていました。
外で遊んで帰ってきて、夕飯ができるまでの間にテレビをつけると、たいがいアニメをやっていたものです。
あと、夕飯を食べたあとの19時〜20時までの間にも結構放送されていた記憶があります。
トムとジェリー、ガンダム、マクロス、うる星やつら、がんばれ元気、世界名作劇場…いろいろなものを見た記憶があります。

しかし、現在、アニメを取り巻く状況が、だいぶ変化しているようです。

ちょっと調べてみたところ、2018年1月〜2月にスタートするアニメ番組の数が62本。こんなにあるのにも驚きました。平均すると毎日9本近くのアニメが放送されていることになります。

その62本の中で、夕方や朝にやっているものは、7本だけです。
残りの55本の内、2本は21時から、53本は、23時〜26時以降と、ほとんどが深夜に放送されているか、インターネットで時間は決まっていなくて公開されるというものです。

深夜に放送されるということは、アニメを見るのがこどもではなく、大人になったことを示しています。

アニメを見てそだったこどもが、大人になっても楽しくみているということです、もちろんアニメの内容もそれにあわせて、こどもには解らない難しいものや、哲学的なもの、暴力的なもの、昔を回顧してなつかしい気分のなるものなど、多岐にわたります。

そして、もうひとつ大きく変わったところがあります。

それは、「世界中の人が見ている」というものです。

今のアニメ番組は、日本と同時に世界各国で字幕がつけられて、ほぼ同時に放送されることが多くなっています。
または、インターネットの有料動画サイト(Netflixやアマゾンプライムビデオなど)で公開されるか、さらには、テレビ局ではなく、そのようなネットの有料配信サイト自身で新しいアニマ番組を制作して公開しています。

そのアニメ番組を見ている自分の様子を、youtubeで公開している人たちも沢山います。
「リアクション」とよばれるたぐいの動画です。
さらに、リアクションを何人分かまとめて、ひとつの動画にしている人もいます。
それが、放送されて一日も経たないうちに公開されるのです。

一度、アニメを見て、その何人かで見ているような動画を見返すと、一緒に番組を見ているような感覚になります。なんだか、いろんな国の人たちとお茶の間でテレビをみているような感じです。

ちょっとおもしろい感覚なので、ご興味あればお試しください。