Youtubeは音楽を殺したか?

誰もが歌える流行歌はなくなった

私が子供のころは、テレビで流行った曲は、誰もが知っているものでした。
なので、おっさんになってカラオケに行くと、ヒット曲は誰でも歌うことができました。

しかし、音楽業界は細分化され、ある一部の人しか知らないアーティストやジャンルというものがたくさん出現してきました。
誰でも歌える曲というものがなくなってきたのです。

新曲が出ると、プロモーションビデオがyoutubeで公開され、それを聞けば良いので誰もCDを買わなくなります。
今では、CDプレーヤを持っていない人の方が大多数を占めるのではないかと思います。
CDはまったく売れなくなりました。

それで、音楽業界は死んでしまったか?
私はそうは思いません。

youtubeは音楽を殺していない

テレビベースの音楽業界は、時間の経過した音楽は、取り上げられなくなります。

しかし、youtubeで発表されたものは、それを初めて耳にした人にとっては、
何十年前の曲でも新曲なのです。

Youtubeは、時間の経過で音楽の価値が下がることを払拭したのです。

本来の曲の持つ魅力だけが、音楽の価値を決める理想的な世界を生み出したのではないでしょうか。