4〜5年前に、角栓やひげをピンセットでひっぱって抜くところをドアップで撮影したムービーがyoutoube上にたくさんあることに気付きました。
同じように、耳垢を掃除するものもたくさん見かけます。
いろんな国の人がそんなムービーをアップして、それにいろんな国の人がコメントを書いています。
正直、良い趣味とは言えませんが、ちょっと見てみると、何か中毒性があって、他のものも気になってしまいます。
そんな感じで最近、気になっているのが、歯医者さんのムービーです。
昔は、虫歯があれば、そこを削って、金属で造ったカバーをかぶせるという治療法でした。
しかし、歯医者さんがyoutubeに最近アップしているのは、歯を削ったあとにコンポジットレジンという樹脂を流し込んで、紫外線で固めるという治療法を紹介するものです。
これだと、金属のカバーができるまで待つ必要がないので、1回の来院で治療が済むのです。
なるほど、新しい治療法を知ることができるのは、患者にとっては大切なことです。
あと、歯医者さん関係のものだと、歯石を除去するムービーも山程アップされています。
「歯石を取る映像なんて誰が見てるんだろ?」と思ったりするのですが、意外にも各映像に結構な数のコメントがついていたります。
これは、少し前に池の水を抜くテレビ番組が流行っていましたが、それと同じ感覚なんじゃないでしょうか?
それを考えると「言われてみれば、なんとなく気になる」そういうところを軽く刺激して、小さな好奇心を満たしてくれるムービー求める人が増えているのかも知れません。
昔は、ムービーを作ろうと思うと、ビデオカメラが必要でした。しかも、テープのやつ。
それをPCに取り込んで、編集して、データに書き出して、アップする必要があったのです。
その作業を考えると、ムービー制作は、なるべく多くの人が見たくなるようなものを作らないと意味がない世界でした。
しかし、スマホで、誰もが簡単にムービーを撮影して、そのままyoutubeにアップできる環境がやってくると、ぐんとムービーを作る作業が簡単になりました。
そして、ムービーを作る人、見る人が爆発的に増えたのです。
まさにムービービッグバンです。youtubeとスマホの登場は、映像宇宙の登場でもあったのです。
今日も、youtubeに星の数のようにムービーがアップされています。
あなたもムービーをアップしてみてはいかがでしょうか。
もしかしたらどこからかエイリアンがやってくるかも知れませんよw