「まなぽーと成増」という板橋区の施設で、ネット放送を体験する講座を行うことになりました。
対象は、中学生・高校生で、学校以外の場所での仲間づくりにつながることを目的にしたものです。
この記事を書いている段階では、まだ始まっていないのですが、学校の授業では、教えてもらえない「ネット放送のやり方」を習うことに、中高生がどんな反応をするのか今からドキドキしています。
私自身が、はじめてネット放送をしたのは1996年の春でした。
当時は、広島の田舎の方に住んでいて、まだインターネットプロバイダが近くになく、横浜の大学院に残っている友人のアカウントを使って、広島から横浜まで電話をつないでインターネットにアクセスしました。
そして、ビデオデッキをMacにつないで、ジャッキーチェンの「酔拳」を「CU-SeeMe」というビデオチャットで友人に向けて流したのです。
それを見た友人いわく「なんか映っているのは分る」ということでした。
ただし、これは本当に実験的なもので、本格的にネット放送と呼べるものを行ったのは、2002年5月に東京大仏から放送したものでして。
ノートパソコンにUSBカメラを付けてPHSでネットにつなぎ、「LYCOSマイブロードキャスター」というネット放送サービスを使って放送したのですが、放送を見ている人の書き込みで、映像がほとんど動いていないということがわかり、そこではじめてネット回線の上りの速度が重要なのだと知ったのでした。
この後、毎週1回2時間くらいの放送をしていました。
海外から放送しようと、ホテルの部屋の電話を外してパソコンに挿したり、ネットにつなげる場所を街中探し回ったりしたこともあります。
それから時は過ぎ…今ではスマホ1つあれば、誰でもどこからでもインターネット生放送をすることができます。
昔の苦労は、笑い話として中高生に話せればと良いかなと考えています。そして、機材やネット環境で苦労する必要がなくなった分、放送するにあたって、メンタル的に必要なものや、自分を守る手段などを伝えていければと感がえています。
もし、この文章を読んでいる中高生の方は、ぜひ、この講座に参加してみてください!
無料ですので。
インターネットで生放送をやってみる体験講座「まなぽーとde生放送」
準備講座…2016年11月5日(土)17時〜18時半 隔週土曜日にやってます。
詳しくは→「まなぽーとde生放送」公式サイトで!