魅力の再発見・棚おろし・見える化
ってことで、板橋区内の中小企業者が、自らの魅力を効果的に発信して人材確保や販路拡大してね、費用の一部を助成しますよ、ということ。
実際にどんな内容が対象かというと以下の3つに大分されます。
人材獲得
助成率4/5
- 求人チラシ・カタログやパンフ
- 求人広告
- 採用説明会への出展料
- 成功報酬型人材募集にかかる経費の手数料(紹介料等)
魅力発信
助成率2/3
- 販促チラシ・カタログやパンフ
- 販促広告
- PR動画
- WEBサイト新設
展示会出展
助成率1/2
- 展示会の出展料
- それに伴う設営装飾
助成限度額は50万円
例として。求人するにあたり、以下のような費用がかかったとすると…
- 求人用サイト制作費(40万円)
- 販促用動画制作費(15万円)
- 販促用チラシ制作費(6万円)
上記費用合計は61万円。補助がでる内訳はこうなります。
1は4/5▶︎32万円(40×4/5)
2は2/3▶︎10万円(15×2/3)
3も2/3▶︎4万円(6×2/3)
太字の合計額は46万円。この助成金の限度額は50万円なので、
46万円まるまる助成されます。
よって、61万の経費が15万(61−46=15)に抑えられるわけです。
※展示会出展では基本は1/2の助成ですが、専門家派遣を受けると率が2/3に上がります。
交付を受ける条件は?
⚫︎板橋区内に本社か事業所があり、1年以上事業を営んでいる
⚫︎法人税等を滞納していないこと
⚫︎申請に必要な書類を提出していること
⚫︎おなじ内容で他の助成を受けていないこと、すでに本助成金に申請していないこと
など(一部省略)
あともう一つ、人材獲得で助成を受ける場合には、
申請前に公社(公益財団法人板橋区産業振興公社)が指定する専門家の派遣を受けることが必須条件です。
なお、他の2つの内容の助成には専門家の派遣はとくに必要とされていません。
申請に必要な書類とは?
- この助成金交付の申請書(第1号様式)
- 事業計画書
- 経費予算書
- 交付申請確認書
- 申請する内容が確認できる書類(※あれば。例として展示会パンフとか)
- 申請する経費の根拠資料(見積書・出展料表等)
- 依頼契約先の業務内容確認書類(例えば弊社なら、会社概要の写しやパンフ等、一般に公開されているもの)
- 許認可証等の写し(※事業に必要な場合)
- 履歴事項全部証明書(発行から3ヶ月以内)
- 直近の納税証明書(両方)
・法人事業税納税証明書
・法人都民税納税証明書
申請はオンラインでOKです。
申請に必要な書類は「板橋区産業公社」のサイトからダウンロード
注意すること!
事前申請制なので、交付決定前に着手してはダメ。
この「着手」が何を指すのか、具体例としては以下。
- 印刷物▶︎印刷作業開始
- 広告費▶︎広告リリース日
- WEBサイト制作費▶︎要件定義完了後のシステム構築着手日
- 動画▶︎撮影開始日
- 出展▶︎出展日(申請前に出展申込やブース装飾等で経費支出が済んでいても、助成期間内の出展ならOK)
- 成功報酬型の人材採用の手数料▶︎雇用開始日
…というわけで、交付決定されるまで何もできないわけではありません。むしろ、交付通知がきたらドン!で始められるように準備を整えておくのが良いでしょう。
申請から交付決定までどれくらいかかる?
申請に必要な書類が揃っていれば1週間程度で結果が分かります。
助成事業が完了したら…実績報告
完了後は、公社サイトから実績報告書をダウンロードし、必要書類を揃えて2週間以内に提出。
その詳細は後日お伝えします。