スマートスピーカーは、お独りさま御用達

スマートスピーカーというものが話題になっています。
簡単に言うと、スピーカーに向かって話しかけると、天気予報を教えてくれたり、音楽を流してくれたりするものです。
有名なものだと、ネット販売のアマゾンが出している「Amazon Echo」(アマゾンエコー)、検索サイトのグーグルが出している「Google Home」(グーグルホーム)、SNSのLINEのClova WAVE(クローバウェーブ)などです。

スマートスピーカーは、決まった言葉で呼びかけると起動するようになっています。
スマートホンで音声操作するときの「ヘイ!siri」とか「オッケーグーグル」というのと同じですね。

Amazon Echoの場合は「アレクサ」と話しかけると反応します。
「アレクサ、◯◯を注文して」と言うと「購入しますか?」とたずねてくるので「はい」と言うと、アマゾンでもう買ったことになります。

ただ、家族がいるところで、いきなり「アレクサ!」と言い出すのってちょっと恥ずかしい感じがします。スマートスピーカーより先に誰かが「何て言った?」って聞き返しそうです。

逆に、周りに他の人の目がない独り暮らしなら、いろいろ活躍しそうです。
トイレの中から、「アレクサ!トイレットペーパー注文して」とか「10分後にアラームならして」とか話しかける機会がいくつも考えられます。

あと、いちばん便利だと思うのが車の中。ただ、インターネットにつながってないと使えないので、実際にできるかどうかは解りませんが、メールを出したり、ニュースを聞いたり、音楽を選んだり……。車を運転しながら声で操作したいことはたくさんあります。車の中も他の人の目が気にならない場所です。

つまり、スマートスピーカーの威力を発揮するには、ひとりぼっちで、唐突に変なワードを言い出しても恥ずかしくない状況が必要だと考えられます。